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2006年3月10日 (金)

高度診断センター

私たち獣医師も他の多くの職業同様、日々勉強です。昨日も9:30pmより北摂夜間救急病院の3階セミナールームでiVEAT(獣医教育・先端技術研究所)の宮林先生によるセミナー(テーマ『呼吸困難な患者の画像診断』)が行なわれました。宮林先生は約2年前までアメリカ・コロラド州立大学獣医学部放射線学の准教授で、大阪出身の先生です。帰国された後iVEATというレントゲンや超音波、CTといった画像診断の専門病院を作られました。私たち獣医の世界も専門化が徐々に進んできており、獣医療もいわゆるかかりつけ医が何でも出来るという時代ではなくなってきました。当院からも何頭かのワンちゃん達が宮林先生の超音波診断を受けております。

このようないわゆる高度診断センターや二次診療病院は大阪に何件かあります。大阪府立大学付属獣医臨床センターは大学の施設で、一般病院からの紹介で高度治療を行ないますが、大学ということで外科・内科の壁や2週間予約待ち、またアメリカほどの専門化は進んでおらず、期待外れとなることなどが問題としてあります。

近畿では2件目となるMRIを導入した、京都動物医療(MRI)センター南京都夜間動物診療所内に約2年前に出来ました。特に脳内疾患や脊髄疾患ではその力を発揮します。椎間板ヘルニア診断の第一は今でもやはり脊髄造影です。脊髄周囲の隙間(脳脊髄液があるところ)に針を刺して造影剤を注入します。時々人でも脊髄造影後にしびれが残ったなどという医療ミスを聞きますが、それ位全く簡単なものではありません。ましてや年間そう何回も行う機会もありません。心臓外科の名医も年間何百例という手術をして初めて(もちろん何回もの失敗をした上で)名医となるのです。MRI検査では脊髄造影に劣る面もあります。しかし脊髄を傷つける可能性はゼロです。脊髄疾患を得意としている獣医師はMRI検査を安易に行うことを否定しますが、安全かつ効果的な検査としてとても力になる検査機器です。

CTセンター、夜間救急病院、二次診療施設であるリファラルセンターをようするネオベッツのセンター病院は大阪市東成区にあります。大阪を中心とした一般開業医が投資して出来たもので、設備としては大阪で最も進んでいると思われます。ここでも開業医から依頼を受けた動物のCT検査や高度医療(水頭症手術など)を実践しています。また、アメリカ等で専門知識・技術を身につけた獣医師が専門診療(現在は眼科や整形外科ですが、今後は腫瘍科など増えていくと思います)を行ないます。

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コメント

ここに報告を入れても良かったのかどうかなの
ですが・・・。失礼します。

<6歳の㊛犬>

昨年秋のある日一晩中・明け方まで酷い咳を
していてて?!携帯の動画で状態を撮り翌朝
掛り付けの動物病院へ行き診察をしてもらい
重い気管支炎と言われました。(レントゲン後)

半日でも遅れていたら入院と言われ日中
咳が無いのなら大丈夫なので、しばらくの
間経過も兼ねて1週間分のお薬を出すので
終わる前に受診をして何事も無ければ
2週間分のお薬という形にしその後はお薬
だけ取りに来るという形にしましょう。
という事でしたが様子がおかしい時もあって
病院へ連れて行くとあいにく担当医お休みで
院長に当りそしたら以前の様にしんどそう
じゃないので一旦お薬終りにしましょう
と言われたものの年明け早々受診その時は
担当医に診察してもらえお薬も出してもらい
つつも薬が利いてないのか・・日中も喘息の
様な呼吸が酷くなりヒューヒュー・ブフブフ
・ゴホッ・・・。

頻繁に胸の辺りを触ってと来るんで空気
加湿器を購入でも寝だすと間しばらく
酷い鼾と呼吸なのでとても心配となり再度
受診をして、状況を話し携帯動画を
見せたものの以前の様に手厚い診察も無く
(触診だけ)治らないと思います。
(精神不安なのかも知れない。)
一様今までのお薬出して徐々に減らして行く
ようにしても良くならないと言われショックで・・・・・。
とても信頼を預けていたDrだけに・・・。

後は、何かとお世話となっていた北摂動物
夜間診療所しかないのかな・・・と思い
つつも救急を要していないとあってどうし
てあげたら良いのかと・・・。思うばかりに

1日でも早く良くなってほしいし(笑)
1日でも早く治してあげたい思いばかり
なのです。

投稿: 田中 | 2010年2月10日 (水) 23時40分

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