ひろしまドッグパーク⑥
アークエンジェルズさんに関する様々な情報がテレビやネットで飛び交っているのはご存知の方も多いと思います。最近では訴訟まで起こそうとされる方々も出てきているようで、詳しい事は分かりませんのでコメントできませんが、『医療費を使っていない』という事に関して、少なくとも当院で診察している子達(ドッグぱーく以外の子も含め)に関しては当てはまらないと言っておきます。検査、治療を含め、(治療費を抑えるような)注文をつけられた事はありません。むしろ、『先生にお任せします』と大抵言われます。
先日(1/26)、ばっちゃんというビーグルを治療を含めお預かりしました。最近アークエンジェルズさんのブログで手術に関することが載ったのも知っています。このばっちゃんに関しては色々もめているそうなので、どのように報告すべきか考えていましたが、アークエンジェルズさんと話した結果、口腔鼻腔瘻(左右とも)に関しては私の方から報告するという事になりました。
ばっちゃんは広島で一度手術(簡単な処置?)をされているそうで、口腔鼻腔瘻周囲の歯にはあまり歯石が付いていませんでした。ここまで大きな穴は私自身見たことありませんでしたし、おそらくほとんどの獣医師も同じだと思います。ただ、犬歯抜歯後の口腔鼻腔瘻を閉じる処置はどこの病院でも行われています。
推測ですが、犬歯周囲の歯槽膿漏がひどく、歯肉炎もひどかったため、癒合不全を起こしたのでしょう。感染がひどければ縫合してもなかなか癒合しません。
ばっちゃんは高度医療が必要だと言われていたそうで、アークエンジェルズさんからも初診時に相談がありました。血液検査、レントゲン検査の結果、胃内異物以外に問題は認められず、年令以外の麻酔のリスクは低いと判断でき、口腔鼻腔瘻も術後の再発は十分あり得るが特別な施設や手術器具は必要なく、この分野の専門医(歯科?)も大阪の大学病院や二次診療施設にはいない事を伝え、当院で手術を行う事にしました。
簡単に言えば、穴の周囲と口唇の内側の粘膜を切って縫うだけの手術です。いかに縫ったところが引っ張られないようにするかが最も重要なところですが、穴が大きければ大きいほど当然引っ張られる力は強くなります。再発しやすい手術ですが、難易度の高い手術ではありませんので、ほとんどの病院で手術可能です。
ばっちゃんには術後の管理で問題が一つあります。ドッグぱーくの子達にかなり共通して見られることだと思いますが、フードへのがっつき方です。このみちゃんよりも激しくがっつきます。これによりますます縫合部への負担が強くなります。
ばっちゃんの食べる映像「MVI_1144.avi」をダウンロード
現在術後の経過観察中ですが、再発すれば再手術もしくは歯科の得意な先生への紹介をする予定です。また時期を見て、ご報告できると思います。
P.S. 胃切開翌日からビックリするくらいの変わりない食欲です。
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コメント
はじめまして。
ボロンと申します。
口腔手術ひとまずお疲れ様でした。
このまま無事治る事を願っています。
ところで不躾で恐縮ですが、
先生は何故“AAと話した結果”
口腔の事しか述べておられないのでしょうか?
AAのHPでは、むしろ胃内にあったとされる石の事を
ことさらクロ-ズアップして述べているのですが、
あの石の存在そのものに一部から疑問が投げかけられています。
そのHPではレントゲン写真を見て先生が驚かれたとまで書かれていたのに、
今回の先生のご報告にそれが一切記載されていないため、
更に疑惑が深まってしまいます。
あるBBSに、横からと腹(背中?)からのレントゲン写真とで、
異物の位置が背骨1個分以上ずれていたり、
胃壁と石の辺縁が一致していなかったりと
写真そのものに疑問があるような投稿もありました。
また、今回アップなさっている動画は手術後のものでしょうか?
もし手術前のものならば、
あれほど大きな石を呑んでいた犬があんな旺盛な食欲を見せ、
しかも吐いたり下痢したりしていない
(そのような報告を見たことが無い)という事にも
非常に疑問を感じます。
突然の長文で、しかも失礼な内容とは存じますが、
ばっちゃんを心配して真実を知りたがっている人間のために、
願わくばご返答いただければと存じます。
投稿 ボロン | 2007年2月13日 (火) 17時47分