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2007年4月10日 (火)

メディアリテラシー

関西ではおなじみの、たかじんさんの番組「そこまで言って委員会」の中で、ほんの少しメディアリテラシーの事が触れられました。

メディアリテラシーと言う言葉はあまりなじみの無い言葉でしたが、あるある大辞典の捏造問題以後ちょくちょく耳にするようになりました。

メディアリテラシーとは簡単に言うと、『メディアの伝える情報を鵜呑みにせず、視聴者・読者自身が情報を評価し識別する能力』です。

そこまで言って委員会の中で、橋下弁護士が言われていた言葉に思わずうなずくものがありました。正確ではないですが、おおむね以下のような事です。

橋下弁護士『僕も芸能界で仕事をするまでは、勝谷さんの言葉なんかはまるっきり信じていましたが、実際こうして仕事をしてみると、勝谷さんの言うことがいかにいい加減なものかが分かりました。』

何が言いたいかと言うと、そうです、ムーブの放送です。

ひろしまドッグぱーくの時も散々でしたが、先日の犬ブルセラ症感染犬の放送もアークエンジェルズをいかに悪者にするかという放送で、犬ブルセラ症に関しては薄っぺらい情報のみを出して、滋賀県の住民を不安にさせるようなひどい物でした。

あるある大辞典は娯楽の要素が強いですが、ムーブはまがりなりにも報道色の強い情報番組です。私から見れば、あるあるよりひどいと感じてしまいます。

番組の中で紹介された大学助教授の言葉も、犬ブルセラ症感染犬を殺処分する理由はありませんでした。このブログを見ている方なら皆常識として知っている情報のみです。

コメンテーターも司会者も無知で、家畜の糞尿と混同するような発言をする人もいました。

犬達の糞尿で作物に影響が出て、地元の方々の生活に支障をきたす????

こんな嘘を正確な情報で否定せず堂々と放送するこのプロデューサーは、ムーブの影響や視聴率の事を考え、頭がどうかしたんだろうかとさえ思います。特に関西ではムーブの反響は大きいので、自分が偉くなったとでも思っているのでしょうか?

ひろしまドッグぱーくの時にも私の名前やアークエンジェルズさんとの関係を全て書いて、質問をメールしたにもかかわらず、紹介されたのはほとんど批判メールのみでした。私のメールは無視です。結構関わっていた方だと思うのですが・・・。

おそらく今回の件を調査しているムーブのスタッフは、私のこのブログも見ていることでしょう。(見て無ければ本当に無能としか言いようがありません。)

ムーブのスタッフ方! 

視聴率を上げたいのは分かるが、いい加減自分達の利益の為の“虐め”はやめて下さい。テレビの影響がいかに大きく、あなた方がやっている事がいかに愚かで、傲慢な事か考えてください。言論の自由を強く主張する前に、何故政府が口を出そうとしているのか自分自身をもう一度見つめてください。報道に規制をかけざるを得ないという意見が出るのは、報道者自身の責任である事をよく考えてください。

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コメント

先生こんばんわ。私は繁殖犬ヨーキー救出の頃からずっとAAさんを応援している者です。ムーブは最初からタレントの不慣れな進行ぶりを見て、まったく見る気がしませんでしたが、今回の報道があったことをいろいろな方のブログで知り腹が立ちます。こんなにやらせの問題がクローズアップされてるのに製作者の方はわからないのでしょうか。あるあるの二の舞にならないよう、本当に問題なのは何かを知る努力をしてほしいですね。

投稿: パッチー | 2007年4月10日 (火) 20時07分

縄田先生こんばんは。

ムーブの放送は偏ってると広島ドッグパークの時からズーッと思っています。
午後4時近くの主婦層を狙った軽い番組構成と思いますが、主婦を侮ったらいけませんよね。
ひとつの、提議に対するコメントの内容は目も当てられないほど勉強不足の連続、中には数人まともな方もおられるようですが、この方たちも同類と見られないようにと思うばかりです。

批判ばかり申しましたが、最初は私もムーブには期待してたのです、でも次第に興味は薄れこの番組によりテレビ放送がますます信じられなくなったのも事実です。
テレビに出て発言するなら、しっかりと知識を持ち、勉強して正しい事を発言してもらいたいものです。
この頃は、裏を読み取るようになりました、これって賢くなったのか?不幸?なのか解りません(苦笑)

今後は、お茶を濁す程度の番組ではなく腹を据え、今回のブルセラ症犬の追跡徹底取材等、公平な番組制作を目指して欲しいのですが、無理かな?

先生すみません、愚痴ってしまいました。

投稿: ウララ | 2007年4月10日 (火) 22時07分

先生こんばんわ。
私もDPからムーブを見ていますが、最低な番組です。メディアリテラシーは、今後誰もが得ておかなくてはいけないものですね。ブルセラ症では、私も自分で色々と調べ、アナウンスの間違いを強く感じています。ですが、困った問題が実際に起きています。私の友達が、繁殖場から里親に迎えました。公園の散歩友達から「繁殖場から来た犬なら、ブルセラの検査して欲しい。そうでないとここには来ないで」と言われ、泣きながら電話がありました。そして、無罪を主張するには検査するしかないと、病院へ行きました。ムーブの影響です。
あんな偏った報道は許せない気持ちでいっぱいでした。
この問題を取り上げてくださった先生に感謝します。
ありがとうございます。先生、いつも応援しています。

投稿: ララ | 2007年4月10日 (火) 23時18分

いつも者言えぬ、弱者の立場に立って「意見」していただき、誠に感謝しています。「ムーブ」の放送に即刻、「大阪大阪府救済本部の近隣住人に当てた書面を記載しました」


泉市東阪本町町内会会員各位  平成19年2月5日
大阪府環境農林水産部動物愛護畜産課長
● 犬ブルセラ病は流産を主症状とする犬の病気で、犬が感染犬の乳汁・血液・尿・胎盤・膣排泄物・流産胎児等に接触することや交尾によって感染しますが、菌そのものは体外では長期に生存しないとの報告があります。このことから地下水及び土壌への汚染の可能性はないと考えられます。

●国内の犬には、数パーセントの感染があると言われていますが、人への感染はきわめて弱いものであり、大阪府においては平成11年度から感染例の報告はありません。

●また、犬ブルセラ病は他の家畜に感染した事例もありません

●付近に野犬がいますが、これへの感染については、流産を主症状とする病気にもかかわらず、子犬(既に捕獲済み)が活発に走り回っていたことから、周辺野犬への感染の可能性はないものと考えられます。

   ========================
おかしな報道ですよね。私も「そこまで言って委員会」読売テレビは毎回見ています。
勝谷氏も朝日系に干されてこのようなコメントを腹いせにしたのでしょう。
メディアが国民を操って、「意識的に誘導することは倫理に反することです」
風評被害で、「大阪」で捨て犬が増えたら、私は「ムーブ」の責任を問います。断固許せません。朝日新聞の巨匠「本多勝一」の名が空しくなる「朝日」になったようです。

投稿: ハナ | 2007年4月10日 (火) 23時52分

それではなぜ、先生や皆様の言う『正しい』報道がされないのか‥視聴率のためと言われるのでしょうが、そこまではっきりと間違いを指摘されるのであれば何かしらの対処を取る事ができるのではないかと、思います。世の中にはPC環境にない犬飼いはたくさんいます。テレビは重要な情報源のひとつです。そんな人たちに正しい事を知らせてください。

投稿: | 2007年4月11日 (水) 02時41分

ムーブのような番組は事前に「この線」でと言う打ち合わせが出演者にいきます。資料は当日、本番前にということもあります。

投稿: | 2007年4月11日 (水) 14時30分

先生、初めまして、いつも問題に対する分りやすい説明を有難うございます。
ムーブは以前は見ていましたがA・A様に対する誹謗・中傷で報道という物が益々信じられなくなり、最近では全く見ていません、というよりテレビを見る時、どんな報道でもどこまでが事実で編集という嘘はどれと思います、朝日放送は人権委員会で訴えられているので必死になって自分達の正当性を主張する為にA・A様を悪者に仕立てているのだと思っています、それを報道という責任ある立場を利用して、視聴者を操っている
のですね、これは大きな問題だと思いますよ。

投稿: しーな | 2007年4月11日 (水) 22時55分

以前から報道番組としてはレベルの低いものだと思っていました。いいことも悪いことも含めて、真実を視聴者に伝えるのが
報道だと思っていましたが、あの番組は視聴率重視があからさまで、よく知りもしないコメンテーターが無責任な発言を繰り返していて、よくもまぁこんなことが言えるものだと逆にその堂々ぶりが可笑しかったです。報道人の意識が低いというか、
誇りが全く無いというか、あっても微塵も感じられないと言うか、いずれ私も見ないようにしてます。他の局のほうが信用できます。

投稿: りぃ | 2007年4月12日 (木) 09時04分

はじめまして!! 縄田先生には、いつも感謝しております。批判されるのを承知で、必死になって助けようとしてくれているんですよね!! 本当に頭がさがります。

報道番組の『偏向報道』は、立派な罪です。
 http://engei.s17.xrea.com/

【放送法】
 (国内放送の放送番組の編集等)
 第3条の2 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
 1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
 2.政治的に公平であること。
 3.報道は事実をまげないですること。
 4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

投稿: ///////// | 2007年4月14日 (土) 00時56分

【メディアの変更報道で怒る人たちへ】
  http://mussen.fc2web.com/index.html

【マスコミの正体】  http://www.geocities.co.jp/SweetHome/8404/sono100.htm

投稿: ////////////////////////// | 2007年4月14日 (土) 01時17分

皆様コメントありがとうございます。

私も実はムーブには見始めた頃から、ドッグぱーくの問題があるまで非常に好意的に見ていました。
しかし、ドッグぱーく問題で、アークエンジェルズに対する明らかな偏向報道がされて初めて気付きました。

その後も彦根市長が、職員の飲酒問題で報告の義務を付ける付けないの話に憲法を持ち出したという事で悪意を持って市長を批判していました。
2~3回の放送の中で、橋下弁護士もかなり強く批判していました。
市長自身色々問題発言等あり、全く問題ないとは言えないと思いますが、後日実際にその市長が出演した時に憲法云々は話の本筋ではなく、インタビューアーがしつこく聞いたことに対して、あえて言えば・・・的な発言だった事が分かりました。
インタビューの内容の一部を大きく取り上げる事で、橋下弁護士も市長の発言を少し誤解していたようでした。
それを聞いて橋下弁護士だけは納得していましたが、その他の出演者や司会者は批判を続けていました。

この放送を見て、ムーブの偏向放送はアークエンジェルズだけではないんだとはっきり認識しました。

ムーブはある意味私のメディアリテラシーを向上させてくれたのかなとも思いますが、それにしてもひどいです。

今、はやり(?)の宮崎氏や勝谷氏、橋下弁護士等の発言も鵜呑みにはできませんね。
私的には橋下弁護士の発言が最もバランスの取れた先入観の無いものだと感じますが皆さんはどう思いますか?

投稿: 縄田龍生 | 2007年4月14日 (土) 20時47分

何度も投稿してすみませんm(__)m
ずっと考えているのですが、本当に納得いきません。
メディアは、視聴率を上げるためだったら何でもするって感じがします。
そんなの虚しいだけ。

マスコミって、一種の権力ですよね。
インターネットは、ご老人とか子供とかで使っている人は、まだまだ少ないと思います。
でもテレビは、誰でも見ているし、ネットみたいに文字を読まなくっても誰かが声で伝えてくれます。 そのテレビを使っての偏向報道・・真実を伝えることがなぜできないんでしょうか。

こんな偏向報道ばかりしていて『マスコミとしてのプライド』がないんでしょうか。
プロだったらプロらしく、真実を伝えるべきです。

私たちが気付かないだけで、偏向報道は溢れています。
怖いですね。 
最近では、ニュースを見ていても「どうせ、どっちかの味方して報道しているんだろうな」とか「こんなくだらないニュースじゃなくって、もっと国民に伝えなくっちゃいけないニュースはあるんじゃないの?」とか思います。

投稿: ///////////// | 2007年4月14日 (土) 22時31分

こう言う影響なんでしょうかね。。
うちにも繁殖引退犬いますが
先日、公園で「ブルセラとか大丈夫なんですか?」と
言われ、その方、散歩してた犬をすかさず抱っこしました。
驚きました。

うち大阪じゃないんです。関東なんですよね。
それでも、今回のブルセラ問題の扱われ方ひとつで
意味なく、こういうイメージが定着しては
悲しくて仕方ないです・・

うちの獣医さんも、この間、雑談してたさいに
ブルセラの話しも出ましたが
適正な治療をすれば治りますよと断言してました。。

投稿: みみ | 2007年4月15日 (日) 06時11分

>犬達の糞尿で作物に影響が出て
と言ってましたか? 水源とか風評被害とかではなくて。
成分的に、そういうことを言っていたのでしたらおかしいですね。

投稿: かずみ | 2007年4月17日 (火) 09時50分

かずみさん
私はニュースで見ました。確かに、作物に影響が・・って言っていましたよ。

投稿: kk | 2007年4月17日 (火) 12時11分

はじめまして。
私が、この件を知ったのは、ほんの数日前です。
行政の殺処分にどうしても納得がいかず、動物愛護畜産課へ今日TELしました。
担当の獣医師と名乗る人が、この問題には専門の獣医が何人も参加して満場一致で他へ感染の可能性のあるべき犬の殺処分を決定したので、決定が覆ることはないと言っていました。
私が、それなら、可能性の低い、また治療を申し出ておられる獣医師が外部にいるのになぜ、一方的に決定し耳を貸さないのかと申したところ、外部の声をあげている獣医は論文も発表してないような獣医で、決定をしたのは、いくつか論文を発表しているちゃんとした獣医だと言われました。わたしは、論文より臨床経験こそ大切だと思います。
行政の同じ獣医師でありながら、他の獣医師を侮辱するようなこんな言い方、こんな判断方法が許されていいのでしょうか?
本当に情けなく、ただ憤るばかりです。許せないです。

投稿: ruru | 2007年4月18日 (水) 19時28分

専門の獣医さんが数人いたにもかかわらず、適切な処理を
しないで副作用で死なせてるのは、経験不足では?
ドラマでよくある話ですよね。論文に一生懸命で、
臨床経験が少なく、いざとなったら現場で処置できない人。
返ってきた言葉は、まさしくそういう方が発言しそうなものですよね。論文を発表してたらそんなに偉いんですか?私はそんなものよりも、臨床経験が多い先生の方がすばらしいと思いますが。
人間と同じで、論文発表したら地位も名誉も手に入るでしょう。
でも、そんなのは消えそうな命には全く関係ないのです。
そんなことしか言えない人に目を覚ませと言っても無駄ですね。
偉くもなんともない。むしろ恥ずかしい発言です。

投稿: さり | 2007年4月18日 (水) 21時45分

先生、家には3匹のわんこがいます。不妊手術も済ませています。2匹が繁殖犬でした。何か言われた時のためにブルセラの検査をしました。1匹が疑陽性でした。
検査してもらった動物病院は、ブルセラの検査なんか1度もしたことがない病院でしたので、獣医の先生も困惑していたようでした。3週間後にもう1度検査をしますが、改めて思います。
大阪府はとんでもないことをしてくれましたね。処分妥当が定着した認識になったらどうしてくれるのでしょう?
一般家庭にブルセラ症が出た時のことを考えて欲しかったです。家の子が偏見でも持たれたらどうしてくれるのでしょう?
私は絶対に処分しませんし、これからホームドクターと話し合いながら、治療や検査も終生受けていきます。他の子に感染しているかどうかの検査も受けています。結果が出るのを待っているのですが、感染していたとしても、絶対にどの子も処分しません。3匹とも治療と検査を終生続けます。

まさかと思って受けた検査でこの結果です。
感染しているわんこは多いのではないでしょうか?
もし、処分妥当を言い続けるのでしたら、日本中のわんこの検査を義務付けてもらいたいです。
家の子にブルセラ症の疑いがあることが悲しいのではありません。
処分対象と見られ、汚いモノ扱いを受けるかもしれないことが悲しいくて落ち込んでいます。
ホームドクターががんばってブルセラ症の勉強をしてくれると良いのですが、中途半端な知識でホームドクターまで偏見視したらどうしようと、悩んでしまいます。
私が大阪在住だったら、縄田先生をホームドクターにします。ですが、遠方故にそうもいきません。
不安で押し潰されそうになっています。
これ以上マスコミや大阪府に、ブルセラ症の間違った情報を流さないで欲しいです。
もう1度言います。家のホームドクターは、初めてブルセラ症の検査を提出しました。初めての検査例です。その程度にしか知られてなくて、検査するわんこもいなかった菌です。
処分する必要はあるんですか?泣けてきます。

投稿: スーママ | 2007年4月19日 (木) 23時34分

皆様コメントありがとうございます。

最近、『きっこの日記(ブログ)』でも動物愛護の事が取り上げられました。発端は日本のイルカ漁(私も恥ずかしながら知りませんでした)ですが、毛皮を取る為にフェレットなどが毎日殺されている事にも言及されています。詳しくはきっこの日記もしくはブログを見てください。

それらと比べても、和泉の犬ブルセラ感染犬達が殺される事はどう考えても正義の名の下の殺処分としか考えられません。

イルカやクジラは食料として殺されます。それは、牛であろうが豚であろうが同じです。(殺し方に問題があるとも言われますが)

フェレットなどは毛皮などの衣類の為に殺されます。(これには私も反対です)

和泉のあの犬達は?
大阪府にとっての厄介払いとして殺されるように見えます。
単に面倒だから殺されるようにしか思えません。

あの犬達が一頭一頭個人の家庭で飼われる事に何の問題もありませんし、個々の家庭での犬ブルセラ症感染犬に対しては大阪府自身も問題ないと言っています。
あの犬達を引き取ると申し出ている方々は犬ブルセラ症について多くの知識を持っていると思いますし、持ってもらいます。
再発したからと言って大阪府に責任を押し付けたりしません。
経済的にも十分可能な方々に飼ってもらいます。(それ程負担がかかるとは思えませんが)

どこに殺す理由があるのでしょうか?

人に健康上の問題を及ぼす可能性???

犬ブルセラ菌程度のものでそこまで心配な方はおそらく外食も出来ないでしょう。祭りで売っているイカやトウモロコシ等とても食べられないでしょう。
動物を飼う事など出来ないでしょう。飼ってもその子を外に連れ出すなどできないでしょう。カンピロバクターを持っていて、排便により他の犬にうつし、その飼主に感染させる可能性はゼロには決してなりません。

殺処分やむなしの方々、あなた方がもし犬を飼っているならば、年2回のレプトスピラのワクチンを接種させていますか?して無いのなら今年から必ずしてください。年2回です。
レプトスピラは犬ブルセラ症よりもはるかに怖い危険な菌です。

獣医師会でこの決定をされた方々、このブログを見ているとは思いませんが、私達は命を救うため毎日どれだけ努力しているか考えてください。先生方も今までずっと動物の命を守る為、この小動物臨床の道を選んだはずです。
公衆衛生のことはその専門の獣医師や医師がいます。
私達小動物臨床獣医師は、どうやったら、うまく治療でき、できなかった場合どのくらい再発し、排菌するのか等、事実を伝えるだけでいいでしょう。
何故臨床獣医師が『役所の立場』を考え、『やむなし』と判断できるのか全く不思議です。
獣医師の意見、動物愛護団体の意見、医師の意見等を出し合って、最終的に役所の人間が決める事ではないのですか?
きっと、殺処分がなされた後、役人は、『救援本部の皆の総意だ』と言って、責任を獣医師会になすり付けてきますよ。

助ける事が出来ずに、悔しい思いをする事も今までにあったでしょう。
何故簡単に殺せるのですか?
あの子達は引き取り手の無い野良犬達ではないんですよ!

投稿: 縄田龍生 | 2007年4月19日 (木) 23時45分

獣医師法
(昭和二十四年六月一日法律第百八十六号)
第一章 総則
(獣医師の任務)
第一条  獣医師は、飼育動物に関する診療及び保健衛生の指導
その他の獣医事をつかさどることによつて、動物に関する保健
衛生の向上及び畜産業の発達を図り、あわせて公衆衛生の向上に
寄与するものとする。

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
(平成十年十月二日法律第百十四号)
(獣医師等の責務)
第五条の二  獣医師その他の獣医療関係者は、感染症の予防に
関し国及び地方公共団体が講ずる施策に協力するとともに、その
予防に寄与するよう努めなければならない。

投稿: | 2007年4月20日 (金) 07時20分

07時20分投稿さま

獣医師法を出されておりますが、私の解釈が法的におかしいと言う事でしょうか?
もちろん私達臨床獣医師は、ペット動物の飼い主様方に公衆衛生上の配慮から様々な事を指導する事を怠ってはなりません。
しかし、今言っているのは、行政の方向性つまり、大阪という都市が動物愛護と公衆衛生をどのようなバランスで対策していくのかに関わる問題です。

大阪府民(日本国民)の総意として、犬ブルセラ症ごときの感染症でも公衆衛生上、殺処分するような除菌都市にしたいという事であればしょうがないと思います(全く受け入れがたい選択ですが)。
もちろんそうなれば、レプトスピラのワクチン接種の義務付けやフィラリア予防薬やその他の駆虫薬の通年投与の義務付けなど他のズーノーシス対策も同時に必要となってくると思います。
そんな都市を望むのですか?

そんな大事な事を決めるのに、一介の臨床獣医師が大きな影響力を持って本当にいいのかと思うのです。
保健衛生の指導は、臨床獣医師は一般飼主に行いますが、それを行政に対して行うのは???です。
通常、公衆衛生の専門家(獣医師だけでなく、医師やその他の専門家)を要する行政が我々臨床獣医師に獣医療の面からの協力を求めます。

我々臨床獣医師の仕事は、犬ブルセラ症を狂犬病と同様に殺処分が妥当かどうか決める事ではなく、犬ブルセラ症が蔓延しないよう、飼主様方に対して避妊・去勢手術の推進をしたり、感染犬に関する治療や飼育の指導をすることだと思います。

法律を箇条書きにするだけでなく、どの点に関して、何が言いたいのか是非ご意見お願いします。

投稿: 縄田龍生 | 2007年4月20日 (金) 10時47分

>あの子達は引き取り手の無い野良犬達ではないんですよ!

どういう意味???

投稿: w | 2007年4月20日 (金) 17時15分

言葉が走っただけですよ。ノラはこれから里親探しですが、陽性犬は里親候補が既にいるぐらいの意味ですよ。

投稿: | 2007年4月21日 (土) 13時23分

wさま

>あの子達は引き取り手の無い野良犬達ではないんですよ!

のコメントについて説明しますと、深い意味はありませんが、
今回の件など、犬や猫を救助する際によく『感情論だけでは・・・』と言われます。
いつも問題になるのは、救助したあとどうするのか。誰が飼い続けるのかという事です。

動物病院にはよく野良猫や(少ないですが)野良(迷い)犬が交通事故等に遭い、連れてこられます。
連れて来られる方の多くは、何とか助けたいという当然湧き起こる感情から連れてこられますが、その後どうするのかと尋ねると、多くの場合、『家では飼えないし、お金もあまりかけられない』と言われます。

今回の件でも、アークエンジェルズさんが名乗りを上げず、一般の方々が経済的、物理的条件も整っていない中で個人で助けたいと言うだけならば、『殺処分やむを得ず』という結論が出ても異論はありません。
しかし、今回は十分な人的支援があり、経済的、物理的にも問題ないわけですので、『殺処分やむをを得ず』とはならないんじゃないかと考えています。

私の意図したところは分かりましたでしょうか?

投稿: 縄田龍生 | 2007年4月22日 (日) 14時26分

先ほど久しぶりに、以前このブログで発言されていたのろんこさんのブログを見ました。
彼女(?)は、医師(?)の立場から、陽性犬殺処分はやむを得ないという見解を持っておられます。
その彼女自身の犬への予防注射には5種混合と言う事なのでレプトスピラは入っていません。(入っていれば7種、8種、9種もしくはレプトスピラ単独のワクチンとなります)
犬ブルセラよりはるかに怖い細菌です。
和泉の犬達は死んでもしょうがないのに、レプトスピラの予防はしないという事に疑問を感じます。

ちなみに当院では、飼い主様との行動パターンに合わせ、5種か8種のどちらをうつか相談して決めています。

投稿: 縄田龍生 | 2007年4月22日 (日) 20時41分

先生こんばんわ。
http://www.vets.ne.jp/log/search/data/0000/files/20070422195517.html
とりあえず置いておきますね。

投稿: | 2007年4月22日 (日) 22時37分

↑のサイトを見ました。

そこでプロキオン獣医師は、

「ある犬がブルセラにかかった、適切な投薬と飼育管理をすればその犬はブルセラ菌で死ぬことはない」。

「一度感染した犬は見た目は元気そうに生きたまま菌を出し続け、感染拡大の懸念はその犬が死ぬまで続くのです。これはある意味、狂犬病よりも脅威です。ですから、血液検査で陰性と出てもそれで安心するわけにはいきません。検査と投薬、周囲への配慮は一生続くのです。」

と指摘されています。

「200頭全部を一ヶ所で管理するのは無理だ」「だから大阪府の殺処分を支持する」というのがプロキオン獣医師の主張ですが、なぜ「全頭処分」なのでしょうか?

「あなたの飼育している犬が仮に感染犬であったとしても、充分に治療対象とすることができます」とも主張されています。

「せめて数頭だけでも」という前向きな提案があってもいいと思います。

最悪、数頭ずつキチンと管理できる施設と担当者があれば、その数の犬だけでも犬生を全うさせてやることは可能なのでしょう?

「全頭処分」に拘る理由はなんでしょう?
一部の犬だけを生かすのは不公平だからなのでしょうか?

「万に一つでも人の健康を害する可能性がある場合、獣医師は眉一つ動かすことなく、必要な処置を行うべきだと考えます」と言われますが、健康な犬であっても、人の健康を害する可能性はあります。ならば、どうして「ペットを飼うな」と主張されないのでしょうか。

最初から「殺処分ありき」の府の姿勢に、私は賛同できません。
「安楽死」と言い換えて殺処分を正当化する姿勢にも反対です。

投稿: 池田英二郎 | 2007年4月23日 (月) 02時58分

↑のページを読ませていただきました。

牛乳は分りやすいと思っての例えなのでしょうが、ペットと牛乳は同列では語れません。
牛乳は「疑わしければ処分」で良いでしょうが、命あるものにそれでよろしいでしょうか?
人間の犯罪において「疑わしきは罰してしまえ」が通りますか?
この様な考えが出るということは、やはりペットは物品と同列に考えられているということですね。

それから、日々保健所で処分されている犬のことがよく引き合いに出されますが、もし和泉市の犬達が全頭救済された後、飼養者がいないという理由で処分されるなら、それは仕方がないと思います。
問題は行政という立場にある者が「生かす努力をしたかどうか」だと思います。
保健所で日々処分される犬とはそこが違うという事を理解されていないのではないでしょうか。

投稿: あz | 2007年4月23日 (月) 05時11分

私もあzさんと同じで、行政が「生かす努力をしたかどうか」が
大事だと思います。最近特に思うのが、あれだけ連日のように
虹の橋を渡ってしまった子がいたのに、今はピタッとおさまりましたよね?
それは不適切な治療に対して皆さんで抗議し続けた結果、
何らかの処置の方法が見直されたからとかではないのでしょうか?
専門的なことはよく分りませんが、同じ治療を続けてたら今も後を絶たないと思います。やはりあれは行政の治療の方法に問題があったとしか考えられません。
判断ミスに罪の意識を感じ、残ってる子だけでも救ってあげたいと思う、人間の心を持った獣医はあの中にいるのでしょうか?少しでも残っている「良心」に私達の気持ちが届くように、ひたすら訴え続けていくしかないでしょうね。課は関係なく、誰か立ち上がる勇敢な人はいないのでしょうか…。

投稿: さり | 2007年4月23日 (月) 17時28分

スーママさん。
私もそこが懸念するところです。
そうやって日本中調べると一杯出てきそうです。
殺されそうになったら
何処のショップから買った、又は譲渡されたと
皆で公表しましょう。

投稿: 豆腐 | 2007年4月23日 (月) 21時37分

2007年4月22日 (日) 22時37分コメント様
何が言いたいのかよく分かりません。

池田様やあz様、さり様のように考えるのが自然だと私も思います。

投稿: 縄田龍生 | 2007年4月24日 (火) 01時47分

久しぶりに「感動」です。
埼玉県の繁殖場崩壊で、目を覆いたくなる「惨状」に保護団体がレスキューに入り、多くのボランティア獣医師、トリマーさん、お手伝いの方の様子を、保護団体さまの「ブログ」で拝見し、広島DPの当時のレスキューを思い出しました。あの現場に沢山の「獣医師」さんが来てくれました。「全国」からです。「嬉しかった」です。私の係り付けの獣医師さんも治療されていました。
「命」を尊いものと捉えるなら、「公衆衛生上」ではなく、「治療」を優先するべきだと思います。
「愛玩犬」は「家畜」とは違います。
先生の活動に賛同します。「眉毛ひとつ変えず、殺処分する人の気持ちが理解できません」
恐らく、殺処分場の「保健所の職員さん」もそのような気持ちでボタンを押していると思えません。
先生「何時も命の重み」を啓蒙して頂き、ありがとうございます。

投稿: ハナ | 2007年4月28日 (土) 00時40分

きっこの日記って。。オウムの手先じゃなかったけ。

テレビが本当にどうしようもないのは明らかですが、あの日記を引用するのはあんまり戴けないような。

投稿: popopo | 2008年12月26日 (金) 13時36分

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木走日記  先日久しぶりに旧友I氏と会食しました。  彼は男子高時代、一緒に授業をさぼり喫茶店や雀荘で遊んだりした私の悪友でして、まあ30年来の腐れ縁というやつであります。  今ではおたがい40代のオヤジでありまして社会的にもそれぞれしかるべき地位を与えられる身分になっております。  高校時代は一緒に授業をさぼったたりしてた決して優等生とは言えない私たちでしたが、なぜかI氏は卑怯(?)なことに真面目...続きを読む... メディアリテラシー関西ではおなじみの、たかじんさんの番組「そ...... [続きを読む]

受信: 2007年4月10日 (火) 13時44分

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