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2007年4月28日 (土)

犬ブルセラ症感染犬救助⑨

大阪府は今朝早く、陽性犬達の殺処分を秘密裏に行ったそうです。

獣医師会は協力したのでしょうか?

ゴールデンウィーク中のあの子達の世話をしたくない為でしょうか?

全国の方々からの非難の声を避ける為でしょうか?

今後の大阪府の動物への対応方針はまだ示されていません。

成犬譲渡を始めていますが、全ての犬に犬ブルセラの抗体価、PCR、血液培養をして、万に一つでも譲渡先の人に健康被害が無いようにしているのでしょうか?

譲渡犬の便検査、駆虫薬投与、ワクチン接種等々行っていくのでしょうか??

もししないのであれば、しなくて良いというのであれば、今回殺された犬達への行いは、『みだりに殺した』と言っても過言では無いと思います。

自分達の保身のみを考え、動物愛護精神の無い行政が形を取り繕う動物愛護を行うと、こうなるのです。

動物保護活動は本当に大変です。

お金も時間も人手もかかります。

アメリカでも、行政は大きなボランティア団体のほか、地元で小さいながら活動をしている団体とも協力し、成り立っています。

民の力を軽視した今の大阪府には、二度と間違った動物愛護活動に関わって欲しくありません。

やはり、アークエンジェルズさんのような民間の力で行うしかないのが今の日本の現状でしょうか?

長期連休前のコソコソとした行動に非常に憤りを感じます!

獣医師会も協力しているのなら、責任は同等にありますので、『犬ブルセラ症=殺処分』という必要性を声明し、今一般家庭で飼われている犬ブルセラ症感染犬達にどう対応すべきなのか発表してもらいたいと思います。

以下はNHKの発表です。

大阪・和泉市の犬の繁殖業者が飼っていた犬が「ブルセラ病」という感染症にかかっていた問題で、大阪府は「人に感染する可能性がある」としてけさから119匹を安楽死させる処分を始めました。

この問題は、和泉市の犬の繁殖販売業者が飼っていた約260匹の犬のうち119匹が、非衛生な管理から、流産などを引き起こすブルセラ病という感染症にかかっていたものです。
犬は、動物愛護団体が譲り受けた後、大阪府が引き取って専門家らと協議していましたが「治療しても再発の可能性があり、人にも感染のおそれがある」という理由で今年2月感染した犬の処分を決めていました。
これを受けてけさ5時前から和泉市内の飼育場所で、感染した119匹を睡眠薬や麻酔で安楽死させる処分を始めました。
またすでに死亡した犬を除く113匹は、感染していない陰性と見られ、府は今後引き取り先を探すことにしています。
これまで動物愛護団体は「十分な検討をしないままの早すぎる処分決定は納得できない」と反発していましたが、きょうの処分について、大阪府は「専門家の意見を踏まえて苦渋の決断をした」と話しています。

陽性犬たちへ、

助けてあげられなくてごめんなさい。安らかにお眠り下さい。

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コメント

陰でコソコソしていましたね。
しばらく音沙汰なかったので、水面下で動いていると思っていましたが・・。
やる事、考えることが卑劣です。

GW前に、面倒くさい事を終わらせろ!って考えですよね。GW中に家族と行楽地へ行きたいし、休日出勤してまで犬の面倒なんかみられない・・って思ってるんじゃないの?

獣医師会なんか、なくなってしまえばいいとさえ、考えるようになりました。
獣医師会からの圧力によって犬たちを殺してしまう獣医師たち、あなた達には動物の命を預かる資格はありません。
すぐに獣医をやめてください。
あなたたちみたいな獣医がいると、本当に怖いです。

投稿: やっぱり | 2007年4月28日 (土) 10時40分

とても残念です。
「治療しても再発の可能性があり、人にも感染のおそれがあるから、陽性犬全て処分。」

もし、我が家の犬がブルセラに感染していたらどうしたらよいのでしょう。
治療費が惜しいのではありません。ましてや、殺すなんてことは考えられません。
行政では、一般家庭では云々(長いので省略)と発表されていますが、散歩をしたら殆どの犬はおしっこをします。
飼主が知らないうちに舐めたりして、どんどん感染は広がります。
万が一感染したら、犬から人へも移る(低いらしい?)ので、人の目が怖いです。
犬を飼っていない人達から見たら、全ての犬が対象とみなされてもおかしくは無い筈です。
どんなに今回は苦渋の選択、と言われても今後が不安です。

あの子達は早朝4時45分から始まる事を知らず、私も希望を持っていました。今日は涙が出ました。

投稿: 佐藤 | 2007年4月28日 (土) 12時23分

連休前にすっきりさっぱりですか?私は大阪に住んでいることが恥ずかしいです。サミットやオリンピックが大阪で開催されなくてよかったです。ところで諸悪の根源を作った方へは処分はないのですか?被害者(犬)が殺されて”はい、終わり。めでたしめでたし”ではあまりにも納得いかない。

それから・・・今まであの子達を助けようと奔走していた方々、陰ながら祈っていた多くの人たちがいたことを知らせてあげたかった。抱きしめてあげたかった。さっき我が子をいやがるほど抱きしめてこの気持ち、助けてもらいました。

投稿: 多頭飼の女 | 2007年4月28日 (土) 12時54分

この事実を今知りました。
ついに殺した。酷い。信じられない。
こんな言葉しか思いつきません。

ごめんね。何もしてあげられなくて。本当にごめん。
どうか安らかに眠れますように。

微力ながら大阪府に抗議します。

投稿: アユコ | 2007年4月28日 (土) 17時32分

情けない...人間ってそんなに偉いんでしょうか?
自分の犬の飼い犬登録もせず、狂犬病やワクチンの予防接種も受けさせてない飼い主を野放しの行政が、「苦渋の決断」ですか?
そんなに恐い病気なら、大阪府内のブリーダーやペットショップ、一般家庭にいる仔たち全頭をすぐにでも検査をすればいいのに。
そしたら今度は「府には所有権が無い」って答えなのでしょうね。

投稿: ここあ | 2007年4月28日 (土) 23時49分

獣医さんって、動物を助ける為になられたのではないのでしょうか?

なぜ日本の獣医さんは、助けられる術があるのに、圧力に流されるのでしょうか・・?

いつまで、その体制は変わらないのでしょうか?

いくら周りから非難されても、生きていく為には仕方ないのでしょうか?

犬達も生きていたかったはずです・・。

投稿: みこ | 2007年4月29日 (日) 00時10分

メディアしかり大阪府しかり・・
この繁殖業者はなおさらの事。
もっと、どうしてこのような問題に至ったのか
ただ処分しただけで終わらせて欲しくありません。
これで終わらせられて何も変わらなかったら余計、憤りを
感じます。

沢山の犬の命と引き換えに
何かを変えて欲しいです。いえ変えてもらわなきゃ困ります。
私の知り合いは繁殖引退犬を引き取り余生を暖かく過ごさせてあげることを、自分の犬飼い人生に当ててる方がいますが
10歳などの高齢になるまで繁殖に使われゲージからも出されず
不衛生な環境で飼育され、老化も酷く、そんな状態の子でも余命少なくても1匹でも暖かい普通の暮らしをと望みながら、そういう子ばかりを引き取ってる一般愛犬家もいます。

そういう人達の善意、優しさが
今回ブルセラに感染してた=処分だけで済まされては
なにも変わらないです。
健康な子は譲渡して、感染した子は処分して・・・
それじゃこれからも、ずっとそういう事になり得ると言う事だけのイメージを残したまま終わらせて欲しくないです。

一番の悪人は誰でしょう?まず繁殖者ですよね。
今、日本に無数にいる、無責任な繁殖者です。
それをも、完全に取り仕切るくらいの事を亡くなった子達の無念を晴らすために、やってほしい。
それが出来るのは国しかないんですよ。

善意ある人が里親になればいいとか
そういう問題じゃないと思います。

投稿: mimi | 2007年4月29日 (日) 06時01分

先生こんにちは、今回の事は予想はしていましたが残念です
報道などで人に感染する可能性があるので処分と言われればこの事で余り興味の無い人はそれも仕方ないと思うのがほとんどでしょうね、大阪府のいう苦渋の決断を信じるでしょうね、それが悔しいです。
この国の動物福祉をこの処分が象徴しているようです、指導
管理する行政のやり方がこれでは繁殖屋が本来やったであろう
後片付けをしただけじゃないですか、原因を作った繁殖屋には
何の罪も問われない、ただ犬達だけが苦しめられ挙句の果てに殺された、いつまでこんな事を続けていくのでしょうね。

投稿: しーな | 2007年4月29日 (日) 17時02分

獣医師とは、特別な立場にあります
佐上さんやボランティアさんらの無責任なblogとは一線を画していることをご認識ください。

愛護団体や管理行政に言及する前に、飽くなき需要を生み出している一般市民とペット産業業者へ厳しい声を上げるべき立場であってください。

貴殿の真のミッションは、一般大衆に迎合することではないはずです。

投稿: | 2007年4月29日 (日) 21時56分

やっぱり さん

獣医師会から圧力があったということは、大阪府は獣医師会の圧力で動いたということでしょうか。

投稿: | 2007年4月29日 (日) 23時43分

縄田先生
「動物病院」の「院長のブログ」という言わば
逃げも隠れもできない立場にありながら、今回の件に関して
獣医師として陽性犬を救いたい、救えると最後まで訴えていただいたことは、私の獣医師に対する不信感に一筋の光明となりました。
しかしながら犬たちは殺されてしまいました。
私達の声は無視されました。
「繁殖場における犬ブルセラ症集団発生」
「陽性犬の全頭殺処分」
犬を殺したのは「私達」です。
犬種にこだわりペットショップから犬を買う私やあなたが
殺したのです。
需要があるからたくさん繁殖させて儲けようとする輩がいるのです。
犬が殺されることになった元凶は私達であるということを認識
しなければ、また今回のような事は起きるでしょう。
水道の蛇口からは今も水が流れっぱなしです。
蛇口を止められるのは私達しかいません。

私はもう犬を飼うことはないと思っていましたが
もう一度愛護センターに出向くつもりでおります。
今回救えなかった犬への罪滅ぼしというわけではありませんが、、。
(縄田先生のような獣医さんを近所で探さなければ)

投稿: 杉村 | 2007年4月30日 (月) 10時52分

先生、ひとつだけ教えてくださいませんか。
119匹の陽性犬たちのなかに、投薬の結果、菌が出なくなっていた犬が混ざっていたんじゃないかと思うのですが。
先生はどう思われますか。無念でいろいろな事考えます。
時間が逆戻りしてくれないかと思ったりしています。
先生のブログはとても支えになってくださっていました。
先生のような方に、あの子達の治療をしていただける日を夢見ていました。
先生、これからも、動物たちのことよろしくお願いたします。

投稿: taku | 2007年5月 1日 (火) 12時07分

>愛護団体や管理行政に言及する前に、飽くなき需要を生み出している一般市民とペット産業業者へ厳しい声を上げるべき立場であってください。

獣医師広報版や他の獣医師ブログでも、本質は繁殖業者や、ペットショップで犬猫を飼う一般人の意識だと言われていますが、その通りだと思います。
というより、そんな事は誰もが分かっている事です。(少なくとも今回の件に興味を持った人であれば)
アークエンジェルズさんやまたたび獣医師団さんもそんな事は分かっています。

繁殖業者の質や国民の意識を変えることはもちろん最重要な事ですが、いわばそれは最終目的であって、今回のような事が起きた時、今そこに救える命があるとき、そんな理想ばかりを声高々に唱えるよりも、現時点での各論について議論する事こそ、最終的なゴール(業者の質や国民の意識)に近づく事だと思います。今回のような問題一件一件を深く見ないまま、大きな問題を言い続けてもゴールは見えてこないと思います。

>119匹の陽性犬たちのなかに、投薬の結果、菌が出なくなっていた犬が混ざっていたんじゃないかと思うのですが。

もちろんその通りです。そればかりか、以前にも言いましたが、もし抗体価のみ陽性で、その抗体価も陽性判定ギリギリの値だったならば、そもそも感染していなかった可能性もあります。
しかし、この可能性という言葉はくせもので、検査は100%ではありません。

致死量にも及ぶ薬を飲み続けたにもかかわらず、陰性犬の何頭かは2回目の検査で陽性となっています。
何故そうなったのかの説明がなされていません。
陽性判定ギリギリの値で、もしかしたら偽陽性だったかもしれません。
もし薬が効かなかったとしたら、感染犬全てに当てはまる事のはずです。陽性犬にも2回目の検査をしていたら、どのくらいの犬が陰性化したか分かったはずです。
今回の薬がどの程度効果があったのか、獣医学的には非常に有意義なデータが取れたはずなのに、二度とない貴重な機会も無駄にしました。あの子達の命をそういった意味でも無駄にしました。今後の私達の治療になくてはならないデータでした。

現在陰性犬達の中に実は保菌している犬がいる可能性も0%ではありません。
府立大学の先生も、陰性犬も譲渡の後、定期的に検査するべきだと言っているみたいです。犬の免疫が落ちた時、隠れていた菌が出て来るかもしれないとの事です。
大阪府は、1%の可能性でもあれば殺処分すると言っています。陰性犬たちが保菌している可能性は0%ではありません。
しかし、陰性犬は譲渡すると言っています。
絶対に殺さなくてはならない犬達ではなかったから、このような矛盾が出てくるのだと思います。

投稿: 縄田龍生 | 2007年5月 1日 (火) 22時37分

大阪府の「人に移る可能性」と理由にした事のみ報道に事実を畜産課に答えさすよう取材して貰えないのでしょうか?縄田先生、その他の有志の先生方がTV局に直談判で放送するように働きかけは出来ないのでしょうか?また今、陰性犬ばかりです。現場に本来なら府外の獣医師も立ち入りは出来るはずです。
畜産課と言うより、前本部長、参事に許可を得て、どなたか入る事は出来ませんか?だれでも入れるはずです。どんどん入れるはずです。何を拒む理由がありましょう。

投稿: 月 | 2007年5月12日 (土) 21時20分

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