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2009年12月 7日 (月)

事業仕分け

各業界で波乱を呼んでいる事業仕分けの結果。

スパコンの問題や漢方薬の問題がマスコミによってあまりに間違った伝えられ方をされ、それに乗せられて発言しているノーベル賞受賞者たちを見ていると、なぜ大きな影響力のある発言の前に事業仕分けの意図を精査できないのかと不思議に思う。

すべての事業に利点があることは言うまでもない。しかし、収入以上の借金をしてまで続けることの異常さを、仕分けされた当事者達は発言しない。

『歴史という法廷に立つ覚悟があるのか』と批判するのならせめて、『スパコン計画は○○という理由から、今のままの体制で進めて行くべきで、かわりに○○の事業を大きく切るべきだ』と言わなければならない。

湿布薬やうがい薬、葛根湯などの一部の漢方薬など薬局で買える薬に対して保険料や税金を当てろと主張するならば、何を削って医療費を増やすのか、もしくは保健の負担割合を増やすのか言わなければならない。

獣医関係でも一つの事業が仕分けされました(事業番号3-44-(2))。

産業動物(牛や豚など)獣医師を確保するための事業です。

私のような小動物臨床獣医師を希望する学生が増えていることから、産業動物獣医師の確保が必要な時代である事には間違いないと思います。

この事業は国と雇用主が一人当たり月5~6万円ずつ給付するというものです。

はたしてこの事業の目的どおり、この事業があるから産業動物に従事しようと決める学生はどのくらいいるでしょうか?

私の友人は学生の頃、島根県から同等の給付を受け、現在島根県職員として産業動物獣医師として従事しています。3年生ぐらいから給付を受けていたんじゃないかと思いますが、彼は島根県出身で、給付があってもなくても島根県職員を希望していました。現在同等の事業は鹿児島県と長崎県で行われているらしい。

おそらく給付を受けているほとんどは産業動物獣医師になる事を元から希望している学生たちであると思います。であるならば、税金(借金)を投入してまでしなければならない事か疑問です。

ちなみに各都道府県が行っている給付は、学生を地元にとどまらせる効果としては大きくあると思います。

皆さんは事業仕分けをどのように見ましたか?

Img011 学生の時の大学牛舎での作業風景です。

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