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2010年1月

2010年1月 8日 (金)

チョコレート中毒

年末年始はいかがお過ごしでしたか?

ご家族みんなが家にいることが多く、いつも以上におやつを貰った子もいたと思います。

今日は、みなさんも聞いたことのあるチョコレート中毒について説明します。

Meiji

猫はチョコレートに対し嗜好性は高くないのであまり心配はいりませんが、犬は喜んで食べる子も多いみたいです。

チョコレートに含まれる中毒成分はメチルキサンチン(テオブロミンとカフェイン)です。

メチルキサンチンは、利尿、頻脈、心筋・骨格筋の収縮などを引き起こします。

通常は摂取後6~12時間以内に症状が出るようです。

Morinaga

まず多飲、嘔吐、下痢、鼓腸がみられ、つづいて多尿、運動失調、痙攣が見られます。

さらには、頻脈、頻呼吸、チアノーゼ、高血圧症、高体温症、昏睡が現れ、後期には徐脈、低血圧が現れることもあるようです。

死亡の原因は主に不整脈か呼吸不全です。

ではどれくらい食べると上のような中毒症状を起こすのでしょうか。

Cacao77

テオブロミンとカフェインのLD50(50%が死亡する量)は約100~200㎎/㎏と言われていますが、これ以下でも命にかかわる重篤な症状を現す可能性もあるそうです。

20㎎/㎏だと軽い症状がみられ、

40~50㎎/㎏では重篤な症状

60㎎/㎏で痙攣がおきます。

各チョコレートのテオブロミンとカフェイン含量はそれぞれ以下の通りです。

  • 明治ミルクチョコレート     250mg/100g,  25mg/100g
  • 森永ミルクチョコレート     270mg/100g,  36mg/100g
  • カカオの恵み77%           710mg/100g,  68mg/100g
  • チョコレート効果99%     1100mg/100g, 120mg/100g

つまり、10㎏の犬がミルクチョコレート100g(板チョコ約2枚)を食べると軽い症状が出て、200g以上食べると重篤な症状が出るという事です。

また、3kgのチワワがチョコレート効果99%を6g食べると症状が出て、12g食べると重篤となる可能性があるという事です。

大きな犬であれば、一度にそれほど食べる機会がないとは思いますが、小型犬では日常の生活で十分考えられる量ですので、注意が必要です。

ちなみにホワイトチョコレートはテオブロミン、カフェインとも含量がわずかですので、中毒の心配はないと思います。

Cacao99

中毒が疑われたら、胃洗浄を行い、痙攣をおこしていればそれを抑え、不整脈が見られればその治療を行います。さらに点滴により血液循環を支持し、尿への薬物排泄を促します。

重症例では症状が3日位続く場合があります。

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